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BS2「手塚治虫戦争館」をチラッと見た。 [声優]

JOMOカップ(日韓プロサッカーリーグオールスター戦)や、のりピー出頭&逮捕のニュースを見たりしてたので、ちょびっっとしか見てなかったんだけど、「手塚治虫戦争館」の感想。


田原総一朗がいたのは良かった。
ヒトラーについての解説や、8月15日玉音放送の日のことの話は意味があったと思う。
海軍兵学校に入って軍人になろうと思ってたのに、戦争が終わってしまって、お先真っ暗だと思って、泣いてそして寝ちゃって、そして、夜に起きたら街に電気が点いてて明るかった。いままで灯火管制で明かりなんてなかったのに明るかった。その時、解放されたと思った。その後、いままで軍隊にいっていた物資が国民の方にくるようになって缶詰の配給なんかがあった。という話。

田原の話に対して森下千里が「早く負ければよかったのに」と発言したのだが、僕は『こいつなに言ってんだ』と思った。日本が負けないようにと、必死で戦った人たちがいっぱいいるのに「負ければよかった」ってなんだよ。

矢作俊彦は『ららら科學の子』で三島賞をとっているので呼ばれたんだと思うけど、僕が見始めたところからはあまりしゃべってなかった。もっとこの人の話を聞きたかった。

香山リカはフェミ視点がうざかった。あと、里中満智子が「もし戦場に送られたら、敵が武器を持って襲ってきたら、やっぱり死にたくないので、自分も戦って敵を殺すだろう」ということを言っていたのだが、以前「朝まで生テレビ」で、殺人者になるより自分の死を選ぶと言っていた9条信者の香山リカはこれをどのように聞いたんだろうかと気になった。

あと、国や民族のために戦うという気持ちを持つということは、マインドコントロール、洗脳の結果であって、
反戦平和主義がマインドコントロール、洗脳が解けた状態で、正常であるというのが、ブラウン管の向こう側のスタジオの空気だったのだが、それは本当かなっていうのが視聴していた僕の抱いたものだった。
戦前・戦時中の修身教育がマインドコントロールなら、戦後民主主義教育もまたマインドコントロールだろうと。
マインドコントロールとか洗脳とかいう、オウム真理教の事件が起きてから使われだした変な言葉を、こういう歴史や戦争といったちゃんとした話をするときに使うべきでないと思う。
「マインドコントロール」や「洗脳」と呼べば遠ざけることができるものではなくて、そもそも「教育」というものが恐ろしさを持ったものであるわけで。


小林よしのりの『天皇論』が、いま人気だけども、戦争をテーマにした作品を書いてきた同じ漫画家として、小林よしのりの手塚治虫論を読みたくもある。


マンガのコマをアニメっぽく音をつけて編集したのをいくつかやっていた。
マクロスFの艦長、ひぐらしの富竹、ソウルイーターのデスサイズでおなじみの大川透さんが『紙の砦』の大寒鉄郎をやったり、そのほかの作品に出てて、今回の番組の中心的な声優として出演していた。
その他、小野涼子、峯香織、亀井芳子、細野雅世などが出ていたので、基本的にマウスプロがキャスティングをしきったと思われる。
あと、ジューシーポーリーイェイ(JPY)でおなじみの、ちあキングことたかはし智秋が子ども役で出ていた。


この番組ではじめて『アドルフに告ぐ』の内容を知ったのだけど、
『コードギアス 反逆のルルーシュ』は、この作品の影響を受けていたんだなぁと思った。
民族のことなった美少年2人の友情と憎悪の物語。
戦争と平和について、憎しみの連鎖について。



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