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アニメ「初恋限定。」を見て [声優]

ニコニコや2ちゃんなどネット界隈における最近の話題作、たとえば、けいおん!、東のエデンなどが見れてない。ディーガ(XW30)に録画してDVD-R(CPRM)に保存してあるんだけど。

そんな中、tvkの「アニメTV」と時間がかぶっており、DR録画している関係で、早目にダビングして消去しなくちゃいけないので1倍速でダビングついでに全話視聴したアニメが、
土曜深夜0時からBS11(イレブン)でオンエアしていた初恋限定。であります。
これは地上波でオンエアしていなかったせいもあってか、上に挙げた作品などに比べて言及されてない感があるけど、これはかなり良作ですよ!

まず、女の子がかわいい。こういう画、好き。アニメの美少女ものって、例えば同じジャンプコミックス原作の『To LOVEる』のように、顔における目の割合が大きくって、いかにもアニメアニメしてる感じが多いけど、これは(相対的に言えば)リアル路線で、頭も大きくなく頭身がちゃんと長い。
それでいて画が崩れない。すばらしい。

そして、女体が描けている。おっぱいやくびれやおしりや脚が魅力的である。これはアニメにとって極めて重要なところで、コードギアスが成功した要因というのもまさにここにあったわけで。

お話自体もおもしろい。好きなんだけど強がっちゃったり。片思いの相手の片思いの相手の片思いの相手の片思いで一周して円環しちゃったり。( ;∀;)イイハナシダナーだったりキュンキュ──(ω'∀'ω)──ン♪だったり。
それから、声優さんがいい。この作品であらためて静様(伊藤静)はいいなぁと思った。すごくこの役に合ってる。田中理恵さんもよかった。(ジェネオンつながりで言うと『ハヤテ』のヒナギクとマリアさんだね。)藤村歩は風のスティグマのイメージがあったので、高めの声のおとなしい少女は新鮮に感じた。

最終回の「初恋♥放課後トーク」で言っていたけれど、アフレコ時、いろんな演技をためして、通常やらない回数のリテイクをしたらしい。
監督・スタッフが情熱を燃やしてつくられたアニメであるというのは見ていたこちらにも伝わってきた。

いまの僕の個人的な傾向として、ファンタジーやSFものよりも、現代の日本を舞台にした作品が好きだ。
魔法も超能力もロボットもないリアルな世界観でどこまでおもしろくできるのかって言うのが興味があるところで。
そうなるとやっぱりコミュニケーション、人間関係、とりわけ恋愛が大きなテーマとして浮かび上がってくる。
『スクールデイズ』も『とらドラ!』もそういう作品だったわけで。
そういう意味でも『初恋限定。』は価値ある作品だった。

主題歌を歌ったsphere(スフィア)の声優たちは、ちょうど僕がアニメをトータルに熱心にチェックするのを怠りはじめた時期に出てきた人たちで(『true tears』なんかは見なくちゃいけないのに見てない)、声優業界も世代交代が着実に進んどるんだなーという印象をつよく与える。

これは僕の間違った印象かもしれないが、清水愛あたりはこのスフィアが代表するような新しい世代に取って代わられた感じがどうしてもしてしまう。『To LOVEる』のララは清水愛がやっていてもおかしくなかった。というか戸松遥のララを演じる声がなんとなく似ていた。そして戸松遥が主役のひとりをやっている『絶対可憐チルドレン』で清水愛が犬的な役をやっているのをみたとき、ほんとに僕は『あぁ・・・』と思った。僕は清水愛と同世代で松坂世代なわけだけど、『朝霧の巫女』や『おねがい☆ツインズ』や『らいむいろ戦奇譚』での彼女を、『ワンダバスタイル』のキク8号の驚異的なかわいさを見てきた者にとって、それはなんというかすごく切ない気持ちをおこさせるものでした。

ところで戸松遥といえば、『かんなぎ』ですが、そのOP「motto☆派手にね!」を見て聴いたとき、サビ前の「あなたがすっきー」のところの声がすごく伊藤静っぽいなと思いました。
『初恋限定。』にはスフィアの4分の2が出演しているわけですが、『乙女はお姉さまに恋してる』におけるAice5みたいなことをやろうと思えば、スフィアの4人全員出演してもおかしくないわけで、その場合もしかしたら慧は伊藤静ではなく戸松遥だったかも知れないな、なんて思ったり。
逆にかんなぎのナギが伊藤静というのもありだったわけよね。

静様も松坂世代だけど、これからもずっと活躍して、いい演技を聴かせてもらいたいと思います。


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タグ:伊藤静

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