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ザ☆ネットスター!11月号・12月号とかに関して [声優]

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは『ザ☆ネットスター!』を見ていたと思ったら いつのまにか『NHK のど自慢』を見ていた』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…


ポルナレフのAAは略ということで。


5日金曜日のBS2での初回放送はBS11の『屍姫 赫』と時間帯的にかぶっていて録画できなかったので、再放送を7日日曜日のBS-hiでのやつを録って見ました。

やっぱり東浩紀氏(以下番組にならって「あずまん」)が言ってたように、『ザ☆ニコニコスター!』だよなーこれ。結局。

これまでの、中村イネ氏とか事務員G氏とかほんこーん氏とかは、僕もニコニコで見てて知ってたんだけど、12月号で新しく出てた人たちは全然知らなかった。かろうじてみどー氏を見たことがあったぐらいで。
それでポルナレフっちゃった感じです。


あずまんの、一人反省会動画で繰り広げられた、番組(ねとすた)批判(クリティーク)は傾聴に価(あたい)するものだと思う。

【ニコニコ動画】11月号大反省会 その5

【ニコニコ動画】11月号大反省会 その6


僕も、「その6」の最後に出てくる「真面目版希望者用ボタン」を押した者の一人です。

あずまんは一人反省会動画でいろいろなことを言っているけど、そのひとつに〈頭の悪い声優たちがうざくて、ネットの本質、システムの話ができない〉ということがある。

僕は声優ファンであって、テレビに声優が出演すると、もうそれだけでうれしい。
ダウンタウンの音楽番組『HEY!HEY!HEY!』に平野綾や水樹奈々や堀江由衣が出たときなんか、めっちゃドキワクしたわけです。
NHKの音楽番組『ポップジャム』にFiction Junction YUUKA(=南里侑香と梶浦由記)が出たときも『やったぜ!』という感じでした。

そういう声オタ的観点として「ねとすた」はすばらしい番組だと思っているんだけど、
一方で僕は知的な議論・討論というものを聴くのが好きで、NHKでいうと『日曜討論』とか『日本の、これから』とか好きなわけです。(『日曜討論』は各党の幹事長・政調会長を呼んだだけという場合はくそつまらないが、学者を集めた時なんかは結構おもしろい。)報道・ドキュメンタリーも好きで、『クローズアップ現代』、『特報首都圏』、『NHKスペシャル』『ETVスペシャル』などは取り上げた内容によっては見てる。

なので、あずまんのいらだちもわかる気がする。
ちゃんとした話をしたいのに、「カタカナばっかりで理解できない」的な返しが来る。
僕は声優ファンだが、正直、金田朋子は『ザ☆ネットスター』に要(い)るのだろうかと思っている。
というか、今回の公開収録の白石涼子にしても松来未祐にしても、“ネットスター”は関係なくて、単に金朋に関係しているというだけでしょ?
つまりDROPSメンバーで青ニの後輩の白石と、ラジオ『デコピンないと』をやっていたまつらいさん(本当の読みは「まつき」)という。
まつらいさんは事務所が柚姉と同じ81だってこともあるだろうけど。
僕は金朋さんが嫌いなわけじゃない。
Sci-Fi HARRY(サイファイ ハリー)で初めて知って、花右京メイド隊のシンシアでビビっときた。
あずまんが大王のちよちゃんは素晴らしかった。
だが、ミニミニミクロ電子幼稚園は初期のころ聴いていたけど、ついていけなくなってやめた。
だからあねっくすの「日本語でおk」は見てない。
で、金朋つながりということだけで、ネットと関係ない声優がゲストに呼ばれることにどれほどの意味があるのだろう。
あいぽんや加藤英美里は、『CLANNAD』、『らき☆すた』というネットでも話題となった作品の出演者として意味があったと思うけど。(白石、松来はハヤテだと言えば、まあそうかもしれないけど。)

声優が出演しなくなるのがいいことだとは思わない。
ネットのことを語るなら、伊月ゆいとか植田佳奈とか、81や青ニじゃない声優にも声をかけるべきだと思う。
青ニの声優がいいんだと言うなら、ネットでも話題の『FNS地球特捜隊ダイバスター』に、ユリッペ役で出演している斉木美帆(立命館大学大学院文学研究科修士課程心理学専攻修了)とかいいんじゃないでしょうか。

あずまんが、白田先生がまわりに影響されて「あずまん」と呼ぶようになったことに違和感を覚えたのは、『ザ☆ネットスター』が、たとえば『めちゃイケ』のようなバラエティー番組化していることに対して順応してしてしまっていると感じたからだと思う。
つまり、ナイナイ、極楽、よゐこ、武田、雛形、紗里奈、オアシズを「めちゃイケ ファミリー」として考えるみたいな。
あずまんはそんなようなファミリー的なまとまりに入りたくないんだと思う。
『ザ☆ネットスター』がコンテンツだけをとりあげて、共感したり、驚いたり、おもしろがったりするだけのバラエティー番組であることに違和感、焦燥感、疎外感を感じているんだと思う。
いっしょに、ネットの本質について語る高度な番組をつくるべきである白田先生が、金朋をマスコットとする、ぬるい「ねとすたファミリー」の一員に収まっていることに対してのいらだちである。

あずまんは、『BSマンガ夜話』・『BSアニメ夜話』があるなかでの、『ネット夜話』としての『ザ☆ネットスター』ということを言っている。
これは岡田斗司夫に対する、あずまんの対抗意識のあらわれではなかろうか。

あずまんは東工大の講義の中で次のように話したらしい。
『らき☆すた』というアニメ
最初の4回で降ろされた監督の山本寛と対談してきた
山本寛さんはアニメをもっと批評して欲しいという人
僕も12,3年前にアニメ批評をやっていた
〔略〕
ライトノベルとかギャルゲはやたらと評論が転がっているが、
アニメはあんまり転がっていない
そんなんじゃ良くないからみんな書いてくれないかな、と山本さんは言う

アニメが好きな奴がいる
批評を好きな奴がいる
批評を好きな奴は批評しやすい対象を探している
機能としては全然違う
ジャンルを応援したい批評家がいる一方で、
批評とか評論が好き、何かについて話す、考えるのが好き
素材はなんでも良いや、とまではいかないけれど、ある程度自由な人たち
そういう批評をやってくれる人たちがアニメに入ってこなくなった
その理由は様々で、「アニメ夜話」はいつになったら面子が変わるのだろう、とか
http://d.hatena.ne.jp/nitar/20081107#p1より)


アニメ批評の発展を阻害するものとして岡田斗司夫が認識されている。

その岡田斗司夫は最近、NHK教育で放送された『ETV特集 新しい文化「フィギュア」の出現 ~プラモデルから美少女へ~』にたずさわった。
NHKとのつながり、あるいはそれへの影響力という面で、岡田斗司夫はあずまんに先行している。

言ってみれば、あずまんはあずまん自身の戦略として、『ザ☆ネットスター』を自分の考える方向、あるべき姿にもっていきたいと考えている部分もあるのかもしれないなと思ったり。


さて、そこで『ザ☆ネットスター』は今後どうあるべきか、ということを考えてみよう。
僕としては、ここまで来てなんですが、『このままでいいんじゃね?』と思う。
あずまんの要求する、ネットの本質を考える番組は、『ザ☆ネットスター』である必要はない。
あずまんは『ザ☆ネットスター』もブランドとしてできてきたんだからまじめなのもやっていいじゃないかといっていたけど、やはり、『ザ☆ネットスター』はマスに向けた、そして若者に向けた番組であり続けるというのが本来の使命であると思われる。

日経BPの記事にこうある。
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz07q3/541959/
NHK、“若者離れ”にメス~受信料徴収へ、まずは「無料」で視聴者獲得

NHKが中期計画で、若者向けの番組に力を入れる方針であることが明らかになった。5カ年の次期経営計画(2008~2012年度)は9月に公表する予定で、NHK執行部がこのほど経営委員会に示した案の中に、「20~30代をターゲットにした娯楽番組を充実させる」ことが重点項目に盛り込まれた。

「大人向けのまじめな番組が多い」という印象の強いNHKが、なぜ急に「若者向けの娯楽番組」を強化するのだろうか。20~30歳代の若者がNHKを見る時間が、極めて短くなっているからだ。若者のNHK離れが、経営のネックになってきたのである。
〔以下略〕


いわば『ザ☆ネットスター』は多くの若者に見られてなんぼの番組だということだ。
であるから、オタクスター、ニコニコスターになってもしょうがない。
バ行の腐女子とかすげー出て欲しい。

【ニコニコ動画】【ライオン替え歌】 ヤオイン 【バ行の腐女子】


ネットのこととかよくしらない声優さんもばんばん出ればいい。
おもしろコンテンツ番組でおk。

で、ネットの本質を語る、知的な番組は、
(NHKとかNHKエンタープライズの中のことはよく知らないから可能なのか分からないけど、)
安斎昌幸Pが『NHKスペシャル』か『ETV特集』か『ハイビジョン特集』で、東浩紀と濱野智史を使ってつくればいいと思う。
それかあねっくすで新たに三つ目の番組を作って、あずまんと白田先生で「ガチトークしてもいいですか(はぁと)」みたいのをやればいいと思う。


ところでアンディさんには『ザ☆純文スター!』とかつくってもらいたい。
司会立川談笑、アシスタント喜屋武ちあき、ゲスト東浩紀、斎藤環、福嶋亮大で、取り上げる内容は舞城王太郎みたいな。

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