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コードギアス 反逆のルルーシュR2 第21話「ラグナレクの接続」 [声優]

いやー、もうすごいわ。話の展開が。

なんかマリアンヌ(CV:百々麻子)がこんな感じの人だったとはね。
父殺しっていうのは伝統的に文学・物語があつかってきた題材である。
たとえばオイディプスとかね。
でも母ちゃんももろともに消しちゃうってのはすごいね。

ルルーシュが、皇帝&マリアンヌを否定するというのは、
アニメ史的な観点から見れば、
コードギアスという作品が、その先行作品である例えば新世紀エヴァンゲリオンを否定する作品であるということを象徴的に作品内で表明したということだと思う。

コードギアスを見ている10代とかの若い人のなかには今日の内容がチンプンカンプンに思う人もいるかもしれない。
皇帝とマリアンヌが何をしようとしてのか、ラグナレクの接続とは何なのか、それは言ってみればエヴァの人類補完計画みたいなものである。
マリアンヌ「ばらばらだったみんながまたひとつになるのはよいことだわ。死んだ人ともひとつになれるのよ」
LCLの海ですね、わかります。
(っていうか、これついこのまえ「なんでもおまんこ」の記事でもやったがな)
ゲンドウの行動の理由には死んだユイへの執着があったわけで、
シャルルにも母親を殺されたということへの復讐のようなものがあったんだと思う。
つまり、現在の世界を否定する意志が。

現在の世界を変える(=滅ぼして、新たな世界を創る)のか、現在の世界を是認するのかの対立。
これはCLAMPつながりで言えば「X-エックス-」を思い出すのがいい。
天の龍=ルルーシュ、地の龍=皇帝。
谷口悟朗つながりでいえば「ガンソード」で同じことをやっている。

しかし、ふつう、こういう世界(あるいはセカイというべきか)を巻き込む地球規模の全人類的な計画が発動してしまうにしろ、阻止されるにしろ、これは作品のクライマックスというか最終回に決するものであるのに、コードギアスはこれをしなかった。
これはやはりあたらしい時代のあたらしい作品をつくるのだという意志なのかもしれない。
「セカイ」はもはやクライマックスの役割さえも担うことはない。
現実の中で、ルルーシュはシュナイゼルと戦う。

宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』、やっぱり読まなくちゃいけないのかなぁー。
やだなー。

ルルーシュ皇帝っすかwww
スザクもナイトオブゼロってwww
このあいだ2ちゃんのVIPを見ていたとき、
「ライバルが仲間になったときの興奮は異常」
みたいなタイトルのスレッドが立っていて、いろんな人の書いたレスの内容は、僕の知らない作品のことばっかでよくわからなかったんだけど、『たとえばヤイバと鬼丸みたいなもんか?』と思いながら見てた。
今回、スザクが仲間になったっていうのは、まさにこれだね。

オール・ハイル・イルパラッツォ!

C.C.元に戻ってうれしくもありかなしくもあり。

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