ETVスペシャル「神聖喜劇ふたたび~作家・大西巨人の闘い~」を見てたら阿部和重 [その他]
このあいだ、ETVスペシャル「神聖喜劇ふたたび~作家・大西巨人の闘い~」を見てたら、
阿部和重がでてきて、『おお』と思った。
「ある理不尽な要求に対して、自己を殺すことができない。つまり一個の人間、個体としての人間という自分を押し殺して、今の言葉で言うと空気を読んで、白いものを黒と言うような事に対して従うようなことを、「できない」。結局それが人間というものじゃないかなっていう。そうしてしまった瞬間、東堂太郎は生き抜くってことを選んじゃったんじゃないかなと」
「そういう理不尽な間違い、そういうものに対して黙っていられない。黙っていられないっていうことはすごく人間的な衝動なわけですよ。『死ぬべきである』っていうふうに考えていた人間が、そういうものに対して黙っていられず言ってしまうと、それで闘っていくというのは非常に人間的な衝動であって、その非常に人間的な衝動を執拗に描いていくことが僕はすべてが生命の肯定につながっているんじゃないかと。だから僕が読み取った『神聖喜劇』というものの最も大きな主題は生命の肯定じゃないかなって思うんですよね」
以上が映ったところの全て
初めて動いてる阿部和重を見た。
写真のイメージと違った。
僕の中の写真のイメージというのは8年も前のTINAMIXの記事(http://www.tinami.com/x/interview/03/)だから違ってて当たり前なんだけど。
(この記事には"あずまん"こと東浩紀もいるけど、いやー、今と違ってやせてるなぁ)
今回阿部さんを見て、なんか川奈まり子に似てるなとか思ってしまったよ。
グランド・フィナーレ (講談社文庫)
阿部和重対談集
阿部和重がでてきて、『おお』と思った。
「ある理不尽な要求に対して、自己を殺すことができない。つまり一個の人間、個体としての人間という自分を押し殺して、今の言葉で言うと空気を読んで、白いものを黒と言うような事に対して従うようなことを、「できない」。結局それが人間というものじゃないかなっていう。そうしてしまった瞬間、東堂太郎は生き抜くってことを選んじゃったんじゃないかなと」
「そういう理不尽な間違い、そういうものに対して黙っていられない。黙っていられないっていうことはすごく人間的な衝動なわけですよ。『死ぬべきである』っていうふうに考えていた人間が、そういうものに対して黙っていられず言ってしまうと、それで闘っていくというのは非常に人間的な衝動であって、その非常に人間的な衝動を執拗に描いていくことが僕はすべてが生命の肯定につながっているんじゃないかと。だから僕が読み取った『神聖喜劇』というものの最も大きな主題は生命の肯定じゃないかなって思うんですよね」
以上が映ったところの全て
初めて動いてる阿部和重を見た。
写真のイメージと違った。
僕の中の写真のイメージというのは8年も前のTINAMIXの記事(http://www.tinami.com/x/interview/03/)だから違ってて当たり前なんだけど。
(この記事には"あずまん"こと東浩紀もいるけど、いやー、今と違ってやせてるなぁ)
今回阿部さんを見て、なんか川奈まり子に似てるなとか思ってしまったよ。
グランド・フィナーレ (講談社文庫)
阿部和重対談集