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マクロスF 第24話 ラスト・フロンティア [声優]

今回は映像的に良かった。
戦闘シーンも多かったし、キャラの画も丁寧できれいだった。

前回マクロスFについて書いたのが第11話で、それからずっといままでほっぽってました。
というのもそのあたりからだいぶおもしろさが失われた感じがして、書くこともあまりなかったからです。

マクロスFは基本的に好きなアニメ作品で、録りっぱなしで見ていないアニメが10本以上ある中で毎週視聴しているということを考えれば、やはり僕はこの作品になにか惹かれるものがあるということだと思う。
それは何かということを考えれば、それはずばりシェリルとランカの魅力と歌ということになるんだろうけれど、書きたいのはそのことではなくて、なぜネットなどでもつまらないという感想が見受けられ、僕自身もいまひとつおもしろくならないと感じているのかということについて考えたい。

なぜ、キャラもよくて戦闘シーンもクオリティがよかったりするのにつまらないといわれるのかということを考えた時、
僕はストーリーがつまらないんだと思う。

三角関係のおもしろさというのはあってそれは、マクロスFでも成功していると思うんだけど、人類の生存を脅かす怪物と陰謀をたくらんでいる人たちというSFロボットものの部分がいまいち面白くなっていないと思う。

僕はエヴァ世代に属していて、これまでに見たアニメの中で「新世紀エヴァンゲリオン」が最高のアニメだと思っている人間で、マクロスFのような作品を見るとき、どうしてもエヴァと比較してしまう傾向があるのだけど、これはあながち無駄なことではないと思う。
マクロスFのストーリーのつまらなさというのは主人公たち、つまりアルト、ランカ、シェリルたちと、悪いことをたくらんでいる人たち、つまりグレイスや三島たちの距離が離れすぎているということが原因だと思う。

エヴァの場合なんかたくらんでいるのはシンジの親父でネルフ司令のゲンドウだったわけで、ゼーレもネルフの上部組織的な位置づけだった。
つまり怪しいたくらみが主人公たちのすぐ身近で行われているわけだ。
「ソウルイーター」にしても桑島法子演じる魔女は死武専という主人公たちが通う学校の保健の先生として主人公たちのすぐ近くに入り込む。
仲良くしていたり、信頼していたりする人間が実は裏でへんなことを計画していてものごとが進行しているという緊張感はとても大事なものだと思う。
ミステリー小説などでも、いったい誰が犯人だかわからないけど、わからない限りはふつうにコミュニケーションをとり続けているっていうハラハラドキドキ感がおもしろいわけで。
「ラーゼフォン」でも主人公の母親がムーリアンだったりするわけです。

そういうことを考えると、マクロスFは、グレイスにしてもシェリルのマネージャーだけど、親密感がなくてシェリルもこの人を信頼しているのかどうかわからないきわめてビジネスライクな関係で、シェリルとの距離感が最初から遠くて、ましてやアルトやランカにとっては無関係であるし、三島にしても主人公たちと接触がない、まったく無関係な立場の人間だ。
これではこいつらのたくらんでいることに興味もまったくわかないし、緊張感やドキドキ感がない。

こういうのがつまらなさの原因ではないかなと。

あと、今回のマクロスFを見ていて思ったのは、少女をめぐって主人公と少女の兄が対立するという構図がここにも表れているなということ。
例えば「雫」だと瑠璃子をめぐって月島拓也と戦うことになるし、「久遠の絆」だと桐子をめぐって賀茂光栄と戦うことになるし、「月姫」だと秋葉をめぐって四季と戦うことになる。
こういうのって僕が知らない作品でもいろいろあるんだろうな。

それにしても今日のシェリルは本当に綺麗だった。
マクロスFO.S.T.2 「娘トラ。」

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