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TVアニメ CLANNAD(クラナド)を見た [声優]

時期的にすこし遅くなりましたが、CLANNADを全話見終わったのでその感想を。
地上波のTBSでみりゃーいいんだけど、サイドカットの4:3で見るのが嫌なので、BS-iで見ました。BSデジタルだと16:9で見れるわけです。この方式はいつから始まったのか知りませんが、地上波でも16:9でやりゃいいのにと思います。そのおかげでボクはまださぁやが出演するホリック第二期をまだ見ていません。TBSは4:3なのでスルーです。

CLANNADは原作のPCゲームが出た当初に買ってやって、感涙した記憶があります。
Key作品はONEというゲームのPS版をやってからファンになってこの方Kanon、Airとやり続けています(ONEの当時はまだKeyじゃありませんが)。
ONEではみさき先輩にグッと来ました。そのことがあるのでぼくにとって雪野五月さんと言えば、犬夜叉のかごめでもフルメタのかなめでもひぐらしの魅音/詩音でもなく、みさき先輩が代表キャラです。雪野さんといえば、「渋谷でチュッ!」でゲスト出演した時に、下ネタが嫌いということを話したら、現在世界のナベアツとして有名なジャリズムの渡辺さんが「おっぱい祭りっ!おっぱい祭りっ!」と言って踊りだしたのを覚えています。あれはかなり面白かった。渋チュはアスカでみやむーを好きになったときにやっていた番組だったのでよく見ていました。その後ボクの青春を支配することになる桑島法子の動いているのをはじめてみたのもこの渋チュでした。
そういえば雪野さんも桑島さんもCLANNAD出てますね。

Kanon、Airはその当時コンシューマー版が出ていなかったのでPC版でやりました。
声優オタクにはPC美少女ゲームについてひとつのジレンマが発生するケースがありまして、
といいますのも、PC版にはヴォイスが入っていないが18禁シーンがある。それに対してコンシューマー版にはヴォイスが入っているが18禁シーンがないという場合があります。この場合、葛藤してしまうわけです。できれば両方、声もエロも同時に! と思うのですがそうは行かないことがあります。最近それが発生したのはフェイトステイナイトでした。(結局PS2版を買いました。まだプレイはしてませんが。)
CLANNADは出た当時早くPLAYしたい気持ちがあって、のちのちコンシューマ化されるのでは? そのときにはヴォイスが入るのでは? という考えはあまり考慮されることなくPCソフトを買ってしまいました。KanonもAirもCLANNADもいまならちょうど細かいところの記憶もあいまいになってきているところなので、PS2版やヴォイスありのPC版を買ってPLAYするのもよいかも知れないと思っています。しかし他にも買ったまま積んでいるゲーム、本。録画したまま見ていないアニメが大量にあるのでできるかどうか……。今のところリトバスはちょいと様子見です。

さてアニメCLANNADの話。

CLANNADは人生

誰が言い始めたのかわかりませんが、この言葉はクラナドと言う作品を表現した言葉として実に的確であり、最高のコピーであります。糸井重里もびっくりの言語センスであります。
しかしアニメCLANNADは、まさにこれからと言うところで終わってしまった。アフターストーリーを制作中であるとは言っても、「アフター」とかじゃなく、まさにアニメで描かれることなく終了してしまった「人生」の部分こそCLANNADがCLANNADであるということの本質の部分であるわけで、やはり「人生」の部分を間を空けることなく続けて放送して欲しかった。
(追記:「アフターストーリー」という言葉は原作ゲームのなかにある言葉でアニメはそれにならっていると後で気付きました。「「アフター」とかじゃなく」は撤回します。)

人生とはなにか。
人は高校時代のみを生きるのではありません。しかしアニメやゲームの学園ものの登場人物たちはその学園の日常を、終わりなき日常のなかで戯れ続けてきた。ビューティフルドリーマーの世界です。
しかしCLANNADはちがいます。学校を卒業し、電気工事の職に就き渚と結婚し、いろいろあっていろいろあるわけです。
人生とはいろいろあることなわけです。出会い、別れ、確執、和解。子が結婚し親になり、父はおじいちゃんになる。人のつらなり。それをCLANNADは描いたのです。

京アニがその人生の部分を如何に描くか、注目であります。

しかし、好きなゲームがアニメ化されるというのは原作のファンにとって複雑なものだなと、改めて今回思いました。ゲームをPLAYしているとき、自分は岡崎朋也と一体となってゲーム世界を生き、呼吸するわけです。渚は朋也と話すときこっちをみてるわけです。ボクに向かって話しかけてるわけです。しかしアニメではどうか。僕達は画面の外に強制的に排除されていて単なる観客、傍観者の立場に甘んじなければいけません。岡崎と渚がしゃべっているのを傍目に第三者として見なければいけないのです。なんという疎外感! さらにアニメでは岡崎視点以外の視点があります。例えば藤林姉妹が、朋也の渚への態度に他の女子に対するのとは違う特別なものがあるのを悟り、失恋を姉妹で泣くというシーンがありました。テニスコートのシーンです。このとき明らかに視聴者にとって岡崎は他人です。他人の姿を第三者が客観的に見ている。ゲームでは自分の彼女だったのがアニメでは他人の彼女でしかない。そういうさみしさがあります。ギャルゲーのアニメ化って本当に必要なのかとおもったりおもわなかったり。でもギャルゲーの立ち絵、イベント絵でしかなかったキャラが動いてしゃべっているというのは見ていて面白いもんでありますから、これもまた良しという結論にしておきます。

智代篇をDVDに収録するそうですが、藤林姉妹不遇すぐるだろうとw しかしシナリオの出来からいって風子、ことみに話数を割いたことはよかったことだと思います。とくに風子が朋也と渚にも忘れられて、先生との話で思い出して、思い出したら二人の間に立っていたときには、不覚にもウルっときました。(´;ω;`)ブワッ

さて、声優の話題を。
このアニメのキャスティングはまず主要キャラについてはPS2版のキャストがあり、それをそのままという形だったわけですが、最初の印象としては、すばらしい、グレイトなキャスティングであるなということと、うわー青ニの第一線が勢ぞろいしとるわということでした。
桑島法子、神田朱未、野中藍、広橋涼
それぞれアニメで主役、ヒロインをつとめているそしてその能力のある人たちです。
桑島さんは、もはやほーちゃんとか呼んではいけないような地位に上れた感があり、実力最強で安心感あります。神田さんはネギま、となグラのイメージがあったのでおとなしめの役は新鮮でした。野中あいぽんはやっぱり幼めの役やらせたら最高だなと。かわいいなと。本人のルックスも青ニでいちばんかわいいなと。涼さんは灰羽連盟のラッカで知り、カレイドも、ラッカとさぁやが出るんなら見ようかという経緯で見たぐらい、当初から気になる声優さんでした。今回これまで聴いてきた役とはちょっと違うタイプで、声もいままでと少しちがう感じで、ほぉという感じでした。ボクはPC版をやっていたとき脳内キャスティングでゆかりん(田村ゆかり)をあてて脳内再生していたので、涼さんは意外でした。でも割とあっていたのかも知れません。

中原麻衣はすごいなと。2000年代アニメのヒロイン声優として一時代築いたなと。アニメTVのレポーターや、日ナレの教材ビデオの人として知って、超重神グラヴィオンのメガネメイドで演技してるのを初めてみて、おねがい☆ツインズを見て、こいつはうまいぞと。この人はランティス声優としての側面もあるのですが、ランティスが一枚かんでない他社の作品にもメインヒロインおよび主要キャラとして多数出演していることから実力のひとであることがわかります。こどもやおとなや男女の演じ分けじゃなく、同じような年の美少女ヒロインをたくさんやっているのにそのつど、そのキャラ独特の演技をできるのは本当にすごい。ラジオその他で、自然体で変にアイドル的な装いをしないところも好感が持てます。

能登かわいいよ能登。ことみのまみまみは合っているのかどうかわかりませんでした。マリみてとかのときは合ってるなーと素直に思えるのだけど。原作をプレイしているときには少なくともイメージしていなかった声でした。でも能登麻美子はあってるとかどうとかを超越した声優だからね。能登がやればそれは能登なのだ。それでいいのだ。以前、久川綾がまるなび(川澄綾子と能登麻美子がやっていたラジオ番組)にゲストで来た時、次のように言っていました。能登麻美子をはじめて現場でみたとき、女の森本レオがやってきたと思ったと。なるほどとボクは思いました。おんな版森本レオ。言い得て妙であります。僕なりにその言葉を解釈するなら、独特の声の魅力が最大の武器である人というような意味でありましょう。能登オンリーワンだよ能登。最近能登さんが生理用ナプキンのCMのナレーションしててそのたびに「おっ能登だ」と思ってしまいます。

榎本温子は久しぶりにアニメでみました。外道乙女隊以来か。外道のときも久しぶりと感じたのはエンジェリックレイヤー以来だったからなのかもしれません。
ゆかりんは最高。17歳こと喜久子お姉ちゃんも、皆口さんも、雪野さんもgood!らき☆すたの背景コンビのみさおじゃない方の人役の相沢舞さんも出ていました。青ニの新人として有望かもしれない。 男性声優も良し!

CLANNAD(クラナド) 特典 ドラマCD「光見守る坂道で」ダイジェスト版付き

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  • 出版社/メーカー: プロトタイプ
  • メディア: Video Game
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